下らない、いつも
喋ってることはみんな同じだ
自己顕示と自己欺瞞で終始、聞いてるこっちはどうしてやればいいのか
馬鹿ばっかとおもいながら笑う
昨日始めた禁煙が続かないとしたら、目の前のこいつが間違いなく悪い
黙れって言えたら多分私は楽になる
こんなに馬鹿ばっかりで、よく世界は廻ってる
こんなに馬鹿ばっかりで、よく私は笑えてる
酔ってなくす理性なら、そんなのはなから必要ないんだ
ごめんね、騙して、ごめんね、私はそんな正しくない、ごめんね、私は、好きだとか言ってもらえる価値はなくて、騙してごめんね、
自分のためにしか嘘なんてついてやらない
ああ、だから明日また告白し直してみて。
正気に戻ったら吐きそうだから、下を向いて眠っている振りをする
電車に揺さぶられて益々手打ちだ
かわいい花柄のワンピースを柄にもなく誉めたあなたの、抑えた声を思い出す
あの時もし諦めてたら、今一緒にいなかったね
今、一緒にいたかったね
私を好きだと言った人を思い出せるだけ思い出す、その中で何人私を覚えているか考える、私は何人を忘れて、取捨の途中で自分も忘れた
赤花を手首に巻いて、誤魔化したら仕舞いだ
ぜんぶ脱がせてほしかったなとか、ぜんぶ脱いでほしかったなとか、そんなの甘えかな
確信が欲しいなんて大それたこと望んで、何言っても問い質してるようで気が引ける
部屋で一人で私のことを、一瞬でもいいから思い出してほしいけど
この腕は縛られてて前髪を切ってあげることもできない
そうだった
どうにかできるならとっくにしてた筈で、どうにもならないんだった
だからこんなに汚ないんだった
黙ろう、もう
一人で助かるんだ
優しいあの人が頬に添えた手のひらを、誰もしてくれない抱き締め方を、馬鹿らしい言葉も信じて、一人で行くんだ
なんて一人なんだ
すべての理由を知ってる、答えも知ってる、なのになんで寂しいのかな
何度も何度も繰り返して、明日が来ることはわかった
許せないのは自分だってわかった
容認できる程には大人じゃなくて、諦められる程子どもじゃないんだ
私の自分勝手なやり方を、あの人はなんて言うだろう
誰かに真摯でいたいなんて微塵も思ってないんだ
気がつかないならその方が良くて、気がつかなかったら多分傷つく
もし気づいたら無視してよ、私を
被害者ぶって泣けば済むから
皆なんて一人もいないんだ
たとえば誰が何を考えているのかなんて、考えたってわからない
でもきっとすごくわかりやすいんだろうな
たぶん私が思った通り、で
機会があったから触れただけ
触れたら私を思い出しただけ
だから私を、だから私に
こんな私に現実は無意味だ
言い訳もたくさんしたけど駄目だ
いざとなったら死ねばいいって、思っていないこともない
気持ちを枯らすよう色々を断つけど不慮の事態は避けられなくて、些細を糧にして勝手に育つ
雨がどうか降らないようにと神頼みに逃げる
他人の介入を許せない私は、二人きりじゃなきゃ愛も持てない
冷たい口を聞いて馬鹿笑いするけど、本当は違うんだっていつも思ってる
愛嬌を振り撒いて、可愛く困れば良いのはわかってる
壊れた機械みたいに延々隠語を繰り返しても、誰も得はしないんだよ
もう私のことは諦めて、最低でもなんでもいいから
見てるだけの誰かが大口叩く、この世の理やなんかを、私が如何になってないかを、
武器を持たずに戦ってるのは、何もあなただけじゃないんだ
今や特別なことじゃないんだ
どんな味だったか
もういいよ、と言った声音を
合ってる?と何度も聞いた私に
あることないことで時間が過ぎて
見えない秘密を、知ってるのは二人だけだ
気持ち悪くは、ぜんぜんなかった
だからちゃんとわかった
この身体を通して感じて、言ってみて、何もかもが他人のせいだって。
まだ笑えてて、
全体重を預けてくれた子どもの足は私と同じ大きさになり、泣くだけだった幼児が名を呼び手を握り返してくれるようになる
美しいものはいつも同じだ
舌足らずなおしゃべりで笑わせて
無知な振りした瞳で見遣って
細い髪を掻き上げて、湿った項に指を這わす
脇の下に手を差し入れて、持ち上げるときの緊張感を、片方の腰骨に乗せる命を、滑らかな内腿の秘密を、心のなかにそっとしまって、私の名前を呼ぶよう促す
素直な声音に泣きそうになる
私の方が重圧に耐えられそうになくて、どうか早く大人になってほしいと思う
こんな風になってもまだ忘れられるし
なかったように無為に過ごす日々がそれなりに、だったり
自分の気持ちには素直なはずだったのにそれすら嘘みたいで、もう何にも信じられない
自分が信じられないと、存在も現実も薄くなって、なんにも感じないし、なんにも痛くない
どっちが先かを突き止めることは無意味だもうずっと同じ振り幅を繰り返してるのに、慣れないのはなんでだ
先のことなんにも想像できなくて、もういいから消えていなくなりたい
ぜんぜん別の人から言い当てられて驚く。
もしや隠せてると思ってるのはわたしだけで、周囲にはばれてたりして。
素直にうんとは言えなくて笑った
認めたところで空しくなるだけだ
優しい人にほだされて少し泣いた
